はじめに 

本日は、ペンテコステの礼拝を共に守っております。ペンテコステというのは、五旬節(ごじゅんせつ)のことで、50番目・50日目という意味があります。いつから数えて50日目かというと、ユダヤの三大祭りの一つである「過越(すぎこし)の祭り」から数えて50日目です。五旬節も過越祭もユダヤ教のお祭りですが、キリスト教徒の私達にとっても大切なのは、キリストが十字架の上で死を遂げ、三日目に復活された・・この出来事は、すべてこの「過越祭」の準備の時から始まっており、この祭りと関係しているからです。
キリストが三日目に復活して昇天し、神のみもとにいらして御霊と共に三位一体の神であられるわけですが、このペンテコステの日に、「御霊(みたま)」が降(くだ)ったのです。これは、父なる神とキリストが、私達に聖霊を送って下さったのです。
どうして御霊が降ったのか。そのことが、今日、私達の思い起こすべきこと、記念すべきことだと思います。