油は分けてもらえない

 愚かな、思慮が浅いおとめ達は、ランプには燃やす油が不可欠であることを忘れている人達のことです。自分達のランプの油が消えかかって、はじめてことの重大さに気付き、あわてて予備の油を用意していた思慮深いおとめ達に助けを求めました。が、断られています。油を入れる壺には持ち主の分しか入っていないからです。その油とは、御言葉を聞いて悟ることです。御言葉には力があります。私達が、聞いた御言葉を受け入れて、信じる時、私達の内に働いて力となって私達の生活の原動力となり、又、私達自身を変えていく力となります。しかし「御国の言葉を聞いて悟らなければ、悪い者が来て、心の中に蒔かれたものを奪い取る。」(13:19)とイエス様は警告しています。