はじめに 

本日は、仙台南伝道所において初めて礼拝がささげられてから満11年を迎えた記念の日です。今年の記念日は特別です。なぜなら私達には新しい礼拝堂が与えられて、来週から新しい礼拝堂で礼拝することになっているからです。これは大きな喜びです。この場所で初めて礼拝をささげるようになった時からの願いと祈りを、神様が受け入れてくださり、実現に至らせてくださったからです。
 礼拝堂建設は大きな出来事であり、そのわざを起こして下さった神様に心からの感謝をささげます。それと同時に忘れてならないことは、教会は建て物ではなく、神様を信じ、イエス・キリストを神の子・救い主であることを信じる信仰共同体であるということです。どんなに立派な建物が与えられたとしても、その建物の中に、神様に賛美と祈りをささげる人々がいなければ、それは教会ではありません。逆の言い方をすれば、11年間、私達の伝道所は「礼拝堂」をもたなかったけれども、賛美と祈りをささげる信仰共同体の群れ(=教会)として歩み続けることが出来たということです。これからは場所を佐藤博子姉の家から、新会堂に移して、そこでは、必ず毎週、日曜日の礼拝が行われており、そこにいけばクリスチャンに会うことが出来、そこにいけば神様に出会える場所があり讃美歌を大きな声で歌うことが出来、何でも祈れることが出来るのです。教会とは、建て物ではなく信仰共同体のことであることを、改めて心に刻みたいと思います。