はじめに

 ヨナは、神様からニネベの都に神様の言葉を伝えるように命じられますが命令に背き、ニネベの町とは逆のタルシシュ行きの船に乗ります。ところが途中、海は大荒れとなり船は沈没しそうになり、この災難は誰が引き起こしたのか全員くじをひくことになり、くじはヨナに当たります。ヨナは自分が神の命に背いて逃げて来たことを白状し、自分を海に放り込むようにと言い、乗組員達は躊躇(ちゅうちょ)しながらもヨナを海に投げこみます。すると海は静まり、人々は神様を畏れます。海に投げ出されたヨナは大きな魚に飲み込まれ、三日三晩、魚のお腹の中で生かされ、神様に、悔改めの祈りをささげます。そして、魚はヨナを陸地に吐き出します。