神様に従ったヨナ

神様は再びニネベ行きを命じ、ヨナは「直ちに」ニネベの町を巡り、命じられた通り語ります。それは「40日後に、ニネベの町は滅びる」でした。町の滅亡を伝える仕事は気が重かったことでしょう。しかも滅ぼされる理由は「彼らの悪」(1:2)の故です。罪を犯し、堕落した生活を送っている人々は、ヨナの言葉を聞く耳を持っていないかもしれませんし、「滅亡」を叫べば殺されるかもしれません。それでもヨナは叫び続けました。
ところがヨナの想像とは違い、ヨナの言葉を聞いた人々は断食して悔い改めていくのです。滅亡の預言は王様の耳にも入り、王様は、このことが起こらないように町中の人々に断食命令を出し、悔改めて悪の道から離れるように命じます。それをご覧になった神様は町の滅亡を思い直されます。