2011-08-14から1日間の記事一覧

「人間にできることではないが、神にはできる。」(27節)

「金持ちの男」は、弱い(貧しい)人を愛するという神様の御性質に倣って、神の御子に従うという内容が、自分の欲求に合わず立ち去りました。イエス様は、愛情を懸けたこの「金持ちの男」が離れていく様を見て、富に対する人間の執着が、神の国に入ることを…

神様の愛

神様は、この世で弱い立場にある者を愛される方です。今日の旧約聖書(申命記)では、そういう人々の代表として、孤児、寡婦、寄留者(外国人)が挙げられています。彼らの人権、必要な食べ物や衣服への配慮が明確に記されています。弱い者を愛される性質、…

神の国に入る条件

イエス様は金持ちの男に、神の国に入る第一条件を示されました。それは、ユダヤ人なら誰でも知っている「十戒」の後半部分を守ることです。それを聞いた彼は、「そういうことはみな、守ってきました」と答えます。イエス様は彼をみつめ、慈しんで言われまし…

金持ちの男の質問

もう一つは、「永遠の命を受け継ぐには何をするべきか」との問いについてです。聖書では、「永遠の命を受け継ぐ」と「神の国に入る」は、ほとんど同じ意味と捉えられています。罪に陥った人間を救ってくださったイエス様につながることで、「永遠の命が与え…

はじめに

今日の新約聖書は、二つの段落に分かれています。前半部は、金持ちの男の質問で、二つのことが問題となります。一つは、イエス様に対して「善い先生」と呼びかけに使った「善い」という言葉です。イエス様は「善い者」は神様お一人だけに当てはまる言葉であ…

10章 17−31節

イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」 イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。 『殺す…

10章 17−22節

あなたたちの神、主は神々の中の神、主なる者の中の主、偉大にして勇ましく畏るべき神、人を偏り見ず、賄賂を取ることをせず、 孤児と寡婦の権利を守り、寄留者を愛して食物と衣服を与えられる。あなたたちは寄留者を愛しなさい。あなたたちもエジプトの国で…