「正しい者は信仰によって生きる」

 「正しい者」とは主イエス・キリストを信頼することによって、救いの力を信頼することによって正しい者とされた者です。主イエス・キリストは私共に(丁度ザアカイの時のように)近づいてこられます。「二・三人集まる所には私もその中にいる」(マタイ18:19)といわれるように、御言葉を通して私達に迫ってくる主イエスです。そういう主イエスによって呼び起こされるのが主イエスに対する信頼です。信頼である信仰によって新しくされる。信頼によって私共は生涯を歩むことがゆるされている。そのことがハバクク書に「神に従う人は信仰によって生きる」(2:4)と記されています。ここでは「正しい者は信仰によって生きる」と書いています。決して私達は初めから正しいわけではありません。誰一人、初めから正しい人はいないのです。キリストが近づくことによって、救いの力によって正しい者とされるのです。それはキリストに対する信頼によって生きることです。それを「神に従う人は信仰によって生きる」と書いているのです。