第三のこと

 集中的に聖書が語っている第三のことは、その復活したイエス・キリストが弟子達に命令を与えたということです。

 「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいる。」、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」そしてイエスは弟子達が見ている前で天に挙げられて、雲のかなたに見えなくなってしまった、と聖書は記しています。イエスはこの言葉を与えて天に昇ってしまった。他方弟子達はこの約束の言葉と共に地上に残されてしまった。そして数日後に巡ってきたのが、ユダヤの祭り・ペンテコステの祭りであったのです。