いちじくのたとえ

 パレスチナでは常緑樹の木が多い中で、いちじくの木は冬に葉を落とします。そして春は短く新芽を出すのが他の木よりも遅く、「枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたこと」(32節)を知ります。同じように、イエス様の言動を通して新しい時代の到来を知るようにと教えています。さらに、最も堅固にみえるこの天と地も滅びる時を迎えますが、その中で決して滅びることのないイエス様の言葉は、神様との新しいかかわり方が可能となる時代が始まったしるしです。