ザアカイ

 先ほど読みましたルカ福音書19章10節に「人の子が来たのは、失われた者を尋ね出して救うためである。」とありましたが、この「失われた者」というのは、まさに神様から切り離された状態の中にいる人のことをいっています。神様を認めない状態、神様を無視している状態、神様に背を向けて反抗している状態、これが「罪」ということですけれど、ザアカイはこの「罪」のただ中にいたのです。まったく失われたものであった。しかも自分から失われた者になることを選んだのです。神様を信じて神様に従う生き方を選ぶことも出来た。にもかかわらず取税人という生き方を自分で選び取ったのです。それはお金の為です。