弟子の抵抗(大祭司の手下に打ちかかって)

 二つには「弟子による抵抗」(51節・ヨハネ福音書ではペテロ)です。ペテロはイエス様と生死を共にする決意を述べていました(「たとえ、ご一緒に死なねばならなくなっても・・」)から、この場でもイエス様をお守りするという覚悟だったのでしょう。しかしこの行為はイエス様によって制止されました。ペテロの間違いは、主であるイエス様の「十字架の道への選びと決断」を理解していなかったことが原因です。それは、イエス様の苦闘の祈りを共に出来なかった(眠ってしまった)からです。