「先生、こんばんは」(49節)

 「こんばんは」と訳されている原語は「喜びあれ」という意味があり、普通のあいさつ言葉として使われていました。(口語訳では「先生いかがですか」、文語訳では「ラビ、安かれ」)。ヘブル語のシャロームと関係ある言葉だそうです。この相手への挨拶と信頼の表現である接吻とを用いて、ユダは、これまで「主」と呼んでいたイエス様を敵の手に引き渡しました。これが神に敵対するサタンのやり方(不正行為をしても、それが悪の形をとらないやり方)です。