95カ条の提題

 この冒頭すなわち第一カ条に記されているのが「私達の師にして主であるイエス・キリストが『悔い改めよ』(マタイ4:17)と言われた時、主はそれによって信じる者の全生涯(洗礼を受けた時から地上の生涯を終えるまで)が悔い改めであるべきことを求めておられたのである。」というものです。ですから宗教改革は悔い改めから始まったと言って良いでしょう。95カ条そのものは、当時のカトリック教会の信仰、神学、教会生活、教会の制度そのものついての批判(批判だけではなく、こうあるべきとの改革の提案、主張)をしています。