「確かに」

 人々がペテロを見て「確かにおまえもあの連中の仲間だ」という「確かに」という表現は、百人隊長が使った「本当に」と同じ言葉です。百人隊長は、「『確かに』『本当に』この人は神の子だった」と語ったのです。「本当に」「確かに」という表現は、これ迄聞いてはいた。調べてもみた。知識としては 知っていた。しかし十字架を見た時(イエス・キリストの死にざまを見た時)、これ迄の知識が単なる知識としてではなく納得する事実となった。わかった。腑に落ちた。信じた。というのです。その瞬間を百人隊長は「本当にこの人は神の子だった」と言い表したのでした。