五旬祭(ギリシャ語でペンテコステ・50番目の日)

 やがて五旬祭ユダヤ教の三大祭りの一つで、他に、過越の祭り、仮庵の祭りがある)がやってきました。五旬祭は七週の祭り(古くは「刈り入れの祭り」)と呼ばれ、過越の祭りの時期に大麦に鎌を入れ始める時から7週間を数えた翌日の50日目に、土地を与え食物を豊かに実らせて下さる神様に初物を捧げて感謝し、喜び楽しむお祝いの日です(レビ記23章参照)。やがてこの祭りは、シナイ山モーセを通して律法が与えられたこととも結びついて祝われるようになりました。この日の朝、弟子達はこのユダヤ人の伝統的行事を祝うためでしょう、「一つになって集まって」(1節)いました。