はじめに

 今日の聖書は「支配者への従順」について書かれております。「支配者」とは、国家や県や市など人間の集まり(集団)の支配者ということになります。支配者には、政治や社会全体の平和・福祉・公平・正義などを保持し、促進していく働き(役割)があります。私達キリスト者は国家(集団の、政治的、経済的、法律的な面で責任を負っている)などの機関に対して、どういう態度をとるべきか、又、服従ということに対してどのように考えるべきかがここに記されており、この箇所は私達の日常生活において大変重要な意味をもっていると言えます。この箇所は歴史的にも大変重要な個所でありました。