2009-02-15から1日間の記事一覧

キリスト者市民として

今日、私共が共通に知っている「基本的な人権」、「一人一人が神によって造られたということから始まる人権」がどのように守られているか、守られていないか、ということは、キリスト者市民として大切なことだと思います。人間の尊厳と、尊厳を守る基本的人…

現実の世界で・・

特に第二次大戦において、ヒットラーに対して抵抗したグループは、このことが大変重要なことでした。主イエス御自身「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」(マタイ22:21)と言っています。これも、服従の一つの限界をいっているのではないかと…

良心を傾けて従いなさい(5節−7節)

国家は神に仕える者、奉仕をする者、ということですが、神に奉仕をする、とは「礼拝する」(サーヴィス)ということです。 神が私達にどういうふうに奉仕をしてくれたか、仕えてくれたか、といえば、神は、私達に主イエスを送って下さって、遣わして下さって…

国家の位置づけ

はじめに司会者に読んでいただいた詩篇98編は大変重要なことを言っています。「右の御手、聖なる御腕によって 主は救いの御業を果たされた」(1節)。救いの御業とは主イエス・キリストのことです。右の御手に対して、左の御手では神は何をなさるのか。それ…

神に仕える者

パウロの時代は「ローマの平和」といわれる時代ですが、キリスト教にとっては友好的な時代ではなく苦難の時代でもありました。そういう中でパウロは、「国家は善を勧め、悪をこらしめる為に神によって定められた神の秩序である。」と言っています。それに付…

国家は・・

国家は、思想のもっている社会的な意味とか政治的なことについて、それが社会の平和や秩序をみだすものであるかどうかを判断するけれども、そのことの内容に立ち入って(善悪とか、その美が普遍的な美かどうかについて)判断しません。もし国家が自分の役割…

聖書では・・

このことに関連した聖書の重要な個所は、ピラトの前で主イエス・キリストが話されたこと、ピラトと主イエスとの問答です。(ヨハネ18:37−38)。主イエス・キリストがピラトの前に立たされて尋問を受け、主イエスは、「私は真理について証しをするために生ま…

神によって立てられた機関は何をなすべきか(3−4節)

<良いことをしなければなりません。> 国家は、善を行うように勧め、悪をこらしめるために神に立てられた機関です。(善を行なわせる為に神に仕える者)。しかし、その善・正義・真理・美など思想やものの考え方の価値などについて国家が定める(決める)と…

人は、上に立つ権威に従うべき(1−2節)

今日の箇所は三つに分かれます。1−2節は「上に立つ権威に従うべきである。」ということと、その理由が二つ記されています。一つには「国家は神によって立てられているから」(当局者はそのように考えていない。彼らは選挙で選ばれたと考えている)であり、二つ…

はじめに

今日の聖書は「支配者への従順」について書かれております。「支配者」とは、国家や県や市など人間の集まり(集団)の支配者ということになります。支配者には、政治や社会全体の平和・福祉・公平・正義などを保持し、促進していく働き(役割)があります。…

 13章1−7節

1 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。2 従って、権威に逆らう者は、神の定めに背くことになり、背く者は自分の身に裁きを招くでしょう。3 実際、支配者は、善を行う…

 98:1−9

1 新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。右の御手、聖なる御腕によって/主は救いの御業を果たされた。2 主は救いを示し/恵みの御業を諸国の民の目に現し3 イスラエルの家に対する/慈しみとまことを御心に留められた。地の果…