神に仕える者

 パウロの時代は「ローマの平和」といわれる時代ですが、キリスト教にとっては友好的な時代ではなく苦難の時代でもありました。そういう中でパウロは、「国家は善を勧め、悪をこらしめる為に神によって定められた神の秩序である。」と言っています。それに付け加えて、国家はそういう形で「神に仕える者」(4節・6節)と二回も言っております。これはとても重要です。