はじめに

 今日の聖書には、「群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた」(13節b)とあります。群衆と呼ばれる人々はイエス様の話を聞いて、「今迄とは違う権威ある教え」であることに気付き、「汚れた霊の追放」「多くの病人の癒し」などを見ることによって神様の力の偉大さを実感し、神様を素直に賛美できたのでしょう(12節)。神様をまっすぐに求める人々にイエス様は教えられました。人間社会の傲慢さや みにくさや ゆがみに打ちひしがれて、砕かれた魂で、神様の御言葉や救いにのみ必死に頼る人々・・。その前でこそ、神様の憐れみが豊かに注がれて、そういう人々だからこそ、その恵みを 恵みとして受け止めることができるのでしょう。