食事の席で・・

 この後イエス様はレビの家で食事の席につかれました。同席していたのはレビと同じ徴税人や罪人でした。「汚れた人々」と食事を共にしているイエス様に対し、ファリサイ派の学者は(無頓着であると)非難しました。イエス様は、人間を分断する彼らの生き方が本来の神様の愛や本質から如何にかけ離れたものであるかを瞬時に把握されます。愛にあふれるイエス様にとって、人々がファリサイ派の教えなどにより打ちひしがれた状態に置かれたままであることに対して悲しみを覚え、そういう人々に憐れみを覚えられたことでしょう。イエス様は「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく、病人である。私が来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」(17節)と言われました。