はじめに

 今日は受難節第5主日です。この受難節に入ってから、週報の報告欄にいつも「克己・修養・悔い改めの期間として過ごしましょう。」とあります。「克己」は文字通り己に克つことです。罪に引きづられてしまう自分の弱い部分の克服に努めること、食欲・性欲・怠惰など欲望に引きづられる悪い習慣を直すように努めて生活しましょう、ということです。「修養」は、聖書の御言葉や信条などを学んで体得すること・・「すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なこと、また、徳や称賛に値すること」(フィリピ4:8−)、修養によって、これらの徳目が備わるようにと神様から期待され、愛され、導かれています。ガラテヤ書に「キリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。」(3:27)とあります。「悔い改め」は、自分中心の考え方・生き方から神様中心の考え方・生き方に完全に方向転換することです。