議会側の脅迫と、ペトロとヨハネの抗議

 ペトロとヨハネの大胆な弁明、そして彼らが無学な普通の人であり、かつて自分達が死刑を決めた、あのイエスの仲間であることも知り、更にいやされた証人を目の前にして、議会は一言も言い返せず、結果として、これ以上伝道活動をしてはならないと脅し、禁止命令を出しました。   
この判決に二人は抗議します。「神に従わないであなた方に従うことが、神の前に正しいかどうか考えて下さい。私達は見た事や聞いた事を話さないではいられないのです」(19節)。パウロも、「こんなことを言って今、私は人に取り入ろうとしているのでしょうか。それとも神に取り入ろうとしているのでしょうか。或いは、何とかして人の気に入ろうとあくせくしているのでしょうか。もし、今なお人の気に入ろうとしているなら私はキリストの僕ではありません。」(ガラテヤ1:10)と語ります。
私達も「神の前に正しく生きる道」を歩む者とされたいと願うものです。