最高議会での尋問と弁明

 ペトロとヨハネが引き出されたのは、71人の議員が囲む形の最高法院でした。ここには宗教上の権威だけでなく行政権、裁判権もありました。尋問は、二人が何の権威によって誰の名によって足の不自由な男の人をいやしたのか、が問われました。ペトロは、「この人がいやされたのは、あなた方が殺し、神が死者の中から復活させられたあのイエス・キリストの名によるものです。他の誰によっても救いは得られません。私達が救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」(10・12節)と、自信と確信をもって堂々と語りました。
この弁明は、今日もなお宣教の中心であり、今朝の私共の伝道所での礼拝メッセージでもあります。救いはイエス・キリストにあります。この方を除いて他に救い主はおられません。この方が私達に罪の赦しを与える為に十字架の死を引き受けて下り、神様と私達の間にあった隔てを取り除き、和解の道を開かれました。救いはここにあります。