ペトロの説教とその結果

 ペトロは「この人がいやされたのは、あなた方が十字架につけて殺してしまった、しかし神が死者の中から復活させて下さった、あの、イエス・キリストの名によってなされた神の業である。だから自分の罪が赦されるように悔い改めて神のもとに立ち帰りなさい」と、語りました。
説教がまだ終らない中、神殿の管理監督をしていた祭司や神殿守衛長、サドカイ派の人達が駆けつけてきました。彼らは現状の平和が乱されることを嫌い、人だかりに神経をとがらせ、又、既に死んだ「イエス・キリストの名によるいやし」と、「イエス・キリストの復活について語っている」ことに、特にサドカイ派(復活も天使も認めない)の人々はいらだち、<彼らの言動を議会で審議をする>として、二人を牢に拘束しました。その一方で、多くの民衆は奇跡の出来事とペトロの説教が心の中にまで入り、イエスに向かって悔い改めよう!イエスこそメシア・救い主であったのだ!との確信が与えられ「二人の語った言葉を聞いて信じた人は多く、男の数は5千人ほどに」なりました(4節)。