はじめに

 今日の聖書は、議会からイエスの名によって語ることを禁じられ、脅迫されて釈放されたペトロとヨハネは、その後どうしたのか。そしてその結果何をしたのか、という二つのことについて記されています。
釈放後、二人は直ちに仲間(二人が投獄されている間中、真剣な祈りを捧げていたイエス・キリストの弟子仲間)のところへ戻りました。二人は仲間達に、祭司長達の言動、又、彼らがどれほどイエスの名を使った宣教活動を恐れて、やめさせようとしているのかを、残らず報告したのでした。次に聖書が伝えていることは、その報告を聞いて、仲間は何をしたのか、ということです。弟子達仲間がしたことは、心を一つにし、神に向かって声を上げ祈ったことでした(24節)。現実に起きた出来事を受け止めた時、それは、それについて話し合うべき事柄ではなくて、神様に訴えるべきことであることを誰もが知っていた、ということです。