ダマスコ途上で・・ 

 パウロは、ユダヤ教大祭司から「ユダヤ人の会堂でキリスト教徒を見つけ次第、男女を問わず逮捕する」許可書を持ってダマスコに向かいました。ダマスコに近づいた時、突然天からの光の輝きによって彼は地面に投げ出されました。そして、「サウル、サウル(アラム語)、なぜ、私を迫害するのか」と声だけが聞こえました。「あなたはどなたですか」と声の主を尋ねますと、「私はあなたが迫害するイエスである」と天から声が聞こえました。この瞬間に、「十字架で殺されたあのイエスは復活され生きておられる。イエスは主であられた!」と、パウロはこれまで考えていた「正義」が間違っていたことを知らされました。起き上がって目を開けたパウロには何も見えず、人々に手を引かれる状態でした。