聖霊の力

 二人に対抗するこの魔術師に対して、パウロ聖霊に満たされて語ります「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう」(10−11節)。魔術師は、神様の真理と神の国に逆らい、自分を悪の道具として悪魔に売り渡しています。見える世界において魔術師は、バルナバパウロという人間に敵対していますが、それは同時に神を敵にして戦っていることでもあります。なぜならバルナバパウロは、神様の言葉を伝え、その真理の言葉に近づこうとした総督の邪魔をしたからです。神様は、魔術師に裁きを下しました。彼はパウロの言葉通り見えなくなりました。 これを見た総督は、イエス・キリストの教えの偉大さと真理を目のあたりにして驚き、イエス・キリストを信じるに至りました。