神によって召しだされていることが天職

 新約聖書では、働くことについて、結果を生む働きや職業ということだけでなく、それ以前に「一人の人間としてある」という意味で、天職(コーリング)と言っています。パウロはそれを「召された自分」(1コリント7:17)と呼んでいます。神が与えている使命、役割、それが「働く」ということにあるというのです。一人の人間が職業(定職につくかつかないかは別として)・・男であり、女であり、妻であり、夫であり、子供であり、両親である・・こういうことが、それ自体の中に神の召命、神の使命が与えられていることが、コリント第一の7章に記されています。