はじめに

 創世記一章の26節から28節にかけて、大変、重要な記事があります
「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。』」そして、この人間以外のもの、海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うもの全てを支配し、治めと命じられました。人間が神にかたどり、似せて創られたことは、ユダヤ教キリスト教が主張する「人間の尊厳」の根拠となっています。更に、人間以外のものを支配させようとの人間に対する支配の委託・命令は、「人間の尊厳」を強く固くしていると言えるでしょう。