テモテへの割礼

 テモテは祖母も母もユダヤ人でしたが父がギリシャ人だった為、割礼を受けていませんでした。パウロは、エルサレム会議で「異邦人には割礼を強要しない」という立場を貫き、会議でもそのように決定されたので、パウロにとってはテモテが割礼を受けていないことは何の問題もありませんでした。しかしテモテを伝道旅行に連れて行く(伝道者の一人として)に際して、ユダヤ人をつまずかせない為にテモテに割礼を授けます。


 「私は、誰に対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。 ユダヤ人に対しては、ユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を得るためです・・」(?コリント9:19−20)。と、パウロはコリント書で書いています。テモテも又、それを受けました。 そして「教会は信仰を強められ、日ごとに人数が増えて」いきました(5節)。