伝道旅行を導く聖霊

 伝道は、イエス・キリストのご命令であり、キリスト教の命です。もしキリスト教が伝道をやめてしまったら、それはもはやキリスト教ではないとさえいわれます。なぜなら伝えていく時に、聖霊が働き、神様のわざが起こり、信仰者が生れるからです。


 私達は、祈りが聞かれ、神様のわざが起こる時に「聖霊が働いた」と告白します。しかし、行こうとする右の道が閉ざされ、さらに左の道も閉ざされた時はどうでしょうか。私達の願う計画と、現実に導かれる道とは必ずしも一致しないことは、私達も又、経験するところです。


 確かなことは、その目的が御心にかなうものである限り、祈りつつ進む時、神様は必ず働いて下さり、時がくればその一つ一つの意味が明らかにされるということです。分からない時は分からないままにそれを受けて、祈りつつそれに従うこと、そして今、出来ること・与えられていることをしながら、御心が明らかになる時を待つ・・そのことの大切さをここから学びます。


 私達は刺繍の裏側を見るように、目の前に起こることの意味がわからず、一喜一憂しがちです。しかし私達は、美しい模様を描かれる神様を知り、神様に知られているゆえに、神様を絶対信頼し、今週も歩みたいと願うものです。