はじめに

 今日の聖書は「5千人に食べ物を与えた」奇跡の出来事の直後の話です。ヨハネ福音書の記述では(6章)、群衆は、イエス様のその凄い御力を知り「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言って熱狂しイエス様を自分達が思い描く「王」として担ぎ出そうとしました。しかし、そのような人々の興奮に巻き込まれることなく、イエス様はご自分のなすべき宣教と人々の救いの為に、一人、山に退かれました。私達の主、イエス様は実に祈りの人です(マルコ1:35、14:32−など)。イエス様の祈る場面に接する度に、いつも祈ることをおろそかにしている自らの姿を思い知らされます。イエス様に罪を赦していただき、主に倣う者として生きることを約束した私達は、イエス様に倣い、毎日の生活の中で神様に向き合う時間を確保しつつ、信仰生活を続けていきたいと思います。