罪の告白と、それに伴う実践

 福音が入っていくところでは「罪の告白」が生れます。生れながらの人間は例外なく告白すべき罪を持っており、福音を聞く時、その犯してきた罪を神様の前に告白して罪の赦しをいただくことで、信仰生活のスタートをきります。ここでは多くの魔術や呪術を行ってきた人達が、自分達のやってきたことは間違いであったことを告白したのです。そしてこの告白には真剣な行為が伴いました。それは、これ迄自分達が大切に使ってきたあらゆる魔術の手引書や異教的書物など、全てを焼き捨てたのです(全部で銀貨5万枚の価値)。福音が入り、罪の告白がなされた所には、それまで生きてきた古い世界との決別が明らかにされます。