「人から出て来るものこそ、人を汚す」

 それから、イエス様は再び群衆を呼び寄せて、新しい「神様の言葉」を教えられました。それは「外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出てくるものが、人を汚すのである。」(15節)です。群衆と別れた後、弟子達はこのたとえの意味についてイエス様に尋ねました。イエス様は、人の体に入るものとは「食べ物」であり、それらは心に入らず、お腹を通って外に出されるゆえに、「食べ物は」清められる。それに対して、人から出て来るものは人を汚す。それは、人の中から、人間の心から、悪い思いが出てきて、悪い行ないを引き起こして人を汚すと教えられました(19節)。