清いものと汚れたもの

 イスラエルの人々には、食べてよい物(清い物)と、食べてはいけない物(汚れた物)の区別が明確に規定されていました。(参照:レビ記11章)。彼らは自分を清く保つ為に、清くないものと言われるものは口にしませんでした。それに対してイエス様は、「口から入るものはどんなものでも全て外に出される。だから、食べ物によって人が汚れるということはない」と教えられ、他方、「人の中から出てくる悪い思いや、さまざまの悪徳こそが人に悪の働きをさせ、人を汚すものである」ことを教えられたのです。<悪のリストについては、ロマ書1:29−、ガラテヤ書5:19−、一テモテ書1:9−、二テモテ書3:2−など参照>。