パウロを助けた二人

 パウロは捕えられた仲間のために、野外劇場の中に入っていこうとしましたが、町の高官で、パウロの友人達が、パウロのその行為を止めました。この混乱する集会を治めたのは町の書記官でした。彼は人々を、「エフェソの町がアルテミスの女神と神殿の守り役であることを否定できないのだから、静かにしなさい」となだめ、人々が捕えたパウロの同行者達は神殿荒らしでも女神を冒涜したのでもないと説得し、もし訴え出たいならば、正式な法的手段を経て正式な会議で解決するよう指導し、ローマの国家管理は、このような暴動を許さないだろうと警告しました。