はじめに

パウロは、エフェソの町のキリスト者達に別れを告げた後、海を渡り、マケドニア州に向かい、信仰者達を励ましながらギリシャにやってきました。ここで3カ月を過ごし、この期間の多くを実際はコリントの町で過ごしたと考えられています(この時パウロはロマ書を執筆したと伝えられています)。
そしてエルサレムに向かうパウロに、又も彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、パウロマケドニア州に戻りトロアスで同行者7名と合流し、別の道からエルサレムへ向かうことになりました。この同行者達はエルサレム教会の貧しい人々を助ける為に、それぞれ異邦人教会からの献金を託されてきた各教会の代表でした。(一コリント16:1−、二コリント8:1−参照)