心に納める

 しかしイエス様の母マリアは、羊飼い達の話を聞いて「その出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。」とあります。「心に納める」の元々の言葉は「完全に保存する」という意味です。英語では、「treasure」と宝物のように大切に保存するという意味を含みます。又「思い巡らしていた」とは「意味のはっきりしない出来事(しるし)を神の啓示によって解明すること、起きた物事の意味を当てること」を意味します。出来事の一つ一つについて「神様の計らいが何であるかを神様に聞き、従おうとする」姿勢が、マリアの生き方になっていたのではないでしょうか。