叱責ではなく期待と励まし

 マルコ8章には、イエス様に相対した3つのグループの姿があります。第一は群衆。第二はファリサイ派。第三は弟子達。信じて集まって来た群衆にイエス様は奇跡を行われました。ファリサイ派の人達には「しるし」を与えることを拒まれました。そして弟子達には特別な恵みが与えられています!神様の人間に対する愛と、イエス様を通して人間を救おうとする御旨を理解してほしいと期待されています。弟子達は普通の民衆でしたが、主に見出され、呼びかけに応じて従った者達です。今日の聖書での弟子達は、イエス様のファリサイ派に対する思いや自分達への愛情も理解できず、パンの心配をしているような者でしたが、彼らは望んでいることより はるかに豊かで素晴らしい恵みを与えられています。イエス様は、神様の救いのご計画において弟子達に期待されているのです。弟子達の姿は、私達の姿そのものではないでしょうか。「まだ悟らないのか」は叱責ではなく、私達への期待と愛の励ましです。