詩編23編

 今日読みました詩編23編は、試練の中にある人々を慰め励ましてきた詩編として、よく知られています。作者は自分を羊にたとえて、主は羊飼いであり、私には何も欠けることがない。主は私を、柔らかい草の生えている場所で、草を食べさせ、身を横たえることの出来る安全な場所で休ませて下さり、さらに、疲れと渇きをいやす水が豊かにあるところに、私を先導して下さるので、私の魂は、霊的な神様の言葉である食物と水を得て、元気を回復させていただけると告白しています。そして主は、私を救いに至る道に導いて下さり、たとえ、狭く険しく見通しのきかない場所を通らなければならない時も、羊飼いの持つ鞭や杖で私達羊を、猛獣や、道から外れないように守り、いつも主が共にいて下さるゆえに、私に災いが襲ってきても恐れたり心配したりしないと告白します。主の守りは、敵の前でも平然と食事が出来るほど安全確実であり、主に従う者には恵みが迫って来るという喜びの歌です。そして最後に作者は、自分の命のある限り、主の恵みといつくしみがうしろから私を追って覆って下さり、生涯、私は主の宮に住むと歌います。