賢いおとめと愚かなおとめ

 次に読みました新約聖書も又、よく知られているイエス様の譬え話です。「賢い」というのは、頭が良いとか知識があるという意味ではなく、読んでおわかりのように、ランプの光を必要としていた最も大切な時に、ランプの光を確保し、祝宴の席に座ることの出来た人達のことです。そして「愚か」とは、ランプの光を最も必要としていた時に、補充の油を買いに行かねばならず、結婚式の祝宴に出かけながら、結果として喜びの席に座れなかった人達のことです。この十人は、同じ花嫁の友人であり、花嫁と一緒にわくわくしながら花婿が迎えに来るのを待っておりました。にもかかわらず、半分は祝宴に、半分は祝いの席から閉め出されてしまったのです。