予備の油

 「予備の油」とは具体的には何を意味しているのでしょうか。何か立派な行為でしょうか。行いでは救われないと聖書は語ります。なぜならファリサイ派のように、表面だけをきれいにみせる偽善の行いがあるからです。では何か。「祈り」だと考える人もいます。確かに祈りを知らなければ天の国に入るのは困難です。けれども祈りだけではありません。「天の国」があることを信じ、「天の国」に入りたいと願い、入る為の準備をすることです。準備とは、イエス様を神の御子と信じ、その教えに従うことです。イエス様の教えに従うとは、神様を愛することと、人を愛することです。神様を愛するとは、神様を神様とすることです。つまり神様とは、私を越えた存在ですから、自分を最優先させるのではなく、神様が最優先であることを素直に、当然のこととして受け入れることです。

自分が何をしたいかではなく、神様が何を望んでおられるかを第一に考えることです。そして、神様を愛する者は、神様を崇め、神様を賛美すること、ほめたたえることを喜びとします。