「人々は私のことを何者だと言っているか」

 今日の聖書は、イエス様がフィリポ・カイサリア地方に出かけられた時のことです。ここは、イエス様が宣教活動されてきたガリラヤ湖周辺より北40キロにある異教の町でした。ギリシャの神々の一つである牧羊神パーンやローマ皇帝が神として祭られていた所です。この世の力を横取りしているサタン(神に敵対する力)の強い土地と考えられます。ここでイエス様は弟子達に、人々がイエス様をどう評価されているのかを問われました。ある者は「洗礼者ヨハネ」(この時、既に殺されていた)、ある者は「エリヤ」(旧約の預言で(マラキ書など)、再臨の前にもう一度来ると言われていた)、ある者は「旧約聖書預言者の一人」だと言っていると、弟子達は答えました。