インマヌエル(神、我らと共にいます)

 大地震の後、この伝道所には三人の若い妻達が集まりました。彼女達の夫はそれぞれ県外に出張中でしたので、電話が通じず、安否確認が困難な状態に陥りました。電話をかけることが出来なかった中で、突然博子姉宅の電話のベルが鳴りました。後でわかったことですが、博子姉宅の固定電話は、高齢で独り暮らしの為の緊急用電話サービスの契約により、非常時でも受信のみは可能だったのです。電話は神奈川にいる長男の携帯からでした。彼もまさかこの電話が通じるとは思わずにかけたそうです。以来、電話不通の間、外部との連絡が、この固定電話と携帯電話に託されました。それによって、三人の妻達の家族や実家に安全を知らせることが出来、又、彼女達の夫との連絡の橋渡しをすることになりました。あの不安な時間帯の中で、私達はこのようにして、神様から大きな恵みをいただいたのです。


さらに神様は、博子姉が昔 来客用にと作った沢山の布団などの寝具や、又、K兄(含J兄姉)の備蓄していたお米や食料、薪や炭、練炭などの燃料の備蓄を用い、この地域の水を守り(断水がなかった)、お世話する若い力も備えて下さり、子供を含め13人の共同生活を可能にして下さいました。


その他、紹介しきれない数々の恵みを見ました。その他の会員の方々も、それぞれ神様の特別な恵みをいただいて守られたことを伺っております。恵みを数え上げ、神様を賛美し、今、交読した詩編20篇8−9を告白したいと思います。


戦車を誇る者もあり、馬を誇る者もあるが、我らは、我らの神、主の御名を唱える。彼らは力を失って倒れるが 我らは力に満ちて立ちあがる。