船出

 今朝の聖書は、パウロがいよいよローマ皇帝に直訴するため、囚人としてイタリアに向かって船出したところから始まります。船旅の責任者は、百人隊長ユリウスでした。彼はパウロを親切に扱い友人の所へ行くことを許可してくれました。このことによりパウロがどれほど信頼され、特別扱いされていたか知ることが出来ます。パウロの友人とはキリスト者の仲間のことで、おそらくここでもパウロは福音を語り、勧め、励まし、他方、仲間達は、長い船旅を続けるパウロ達の為に配慮したと考えられます。このようにキリスト者は、どこに行っても同じ信仰のゆえに、神の家族として主にある交わりと、神様の恵みが豊かに注がれるのです。