不自由に気付かない

私達は、聖書の神様(創造主)を知らなかった時、どのような神様を神としていたのでしょうか。パウロの時代、宇宙万物を構成する四つの要素「地水火風」の背後に霊の力があると信じる信仰や、天体(月とか星)に霊の力を信じる信仰、自然界に住みついて自然現象を司り、人間の日常生活に影響を及ぼす超自然的な霊を信じる信仰などがありました。日本でも、結婚式は大安の日に、葬儀の日は友引の日を避ける、とか、立派な家を建てて住んだけれども、家族の病気が続くのは方角が悪いからと言われて大改造した話や、引っ越しを繰り返した話も聞きます。さらに、縁起が良い、悪いという言葉で、根拠のないまま自分の行動がそれにより左右された話なども聞きます。占いや迷信は、何かの霊が自分を支配しているかのように考え、恐れを抱き、時にはそれを信仰の対象にしています。それらに縛られて(奴隷状態)、多くの人々は、不自由な生活を強いられながら、そのことに気付かず、それを当たり前のように受け入れています。