イエス・キリスト派遣の目的

神様が、御子イエス・キリストを私達のもとに遣わして下さったのは、「律法の支配下にある者を贖い出して、私達を神の子となさる為」(5節)でした。本来なら神のもとにおられたイエス・キリストだけが神の御子であられたのですが、神様は私達人間をも神の子として受け入れて下さる為に、イエス様を私達と同じように「女から」(4節)、しかも、律法の支配下(律法の奴隷)にあるユダヤ人の一人として生れさせられました。律法の奴隷とは、律法を重んじるあまり律法に様々の解釈をほどこして生活上の細かい規則を作り、それを守ることによってのみ救われると信じ、非常に不自由な生活を、正しいとして生きていた人々のことです。