はじめに

今日の新約聖書は「山上の変容」の出来事の直後に起こった出来事です。イエス様が、神様からの証しを受けて山を下りるところは、モーセが神様から十戒を授かって山を下りた話を彷彿(ほうふつ)させます。ユダヤの民は、モーセが山へ登った後なかなか戻ってこないので、自分達を導いてこられた「主」である神様を忘れ、愚かにも、持っていた金(きん)を集めて子牛を作り、それを「神」とする不信仰の罪を犯してモーセと神様の怒りをかいました。イエス様と三人の弟子は、山上で素晴らしい体験をしましたが、山を下りた所では、他の弟子達が、霊にとりつかれた息子を救うことが出来ず、群衆に取り囲まれて、律法学者達と議論をしておりました。