イエス様の嘆き

山の下にいた弟子達は、イエス様から与えられていた「悪霊を追い出す権能」がなくなっており、危機に陥っていたのです。イエス様は、「いつ迄私はあなた方と共にいられようか」と嘆かれました。十字架の時が近いのに、山上に同行した三人の弟子も事の重大性が分かっていないようだし、山の下にいた他の弟子達も、イエス様の不在で霊の力が弱るような信仰では、「地上に神の国を立てる」という神様のご計画を力強く遂行することは叶わないでしょう。

「いつまで、あなた方に我慢しなければならないのか」は、弟子達の成長の遅さに、更なる忍耐を要することへの嘆きが感じられます。