はじめに

本日の礼拝は仙台南伝道所開設七周年の記念の礼拝であり、又、ペンテコステの礼拝ともなっております。ペンテコステは、ギリシャ語の50を意味することから五旬節(ごじゅんせつ)とか五旬祭とか訳されております。ユダヤ人は過ぎ越し祭から数えて50日目に春の収穫(麦)を祝う祭を行なっておりましたので、ペンテコステは春の祭りでもありました。
イエス・キリストが十字架につけられて三日後に復活し、その後人々の前に現れて、やがて天に昇り、そういう出来事が起きた数日後に五旬祭がやってまいりました。イエス・キリストの十字架のあとのペンテコステの日に、弟子達は天から聖霊が降るという体験をいたします。いわゆる聖霊降臨の出来事です。
その日以来、弟子達はイエス・キリストにある礼拝を自覚的に守り始めます。それで私達はこのペンテコステの日を「キリストの教会が始まった記念の日」とも呼んでいます。今日、このペンテコステの日に、いにしえからの問題である「因果応報」の問題について考えてみたいと思います。